実践!しっかり学べる対位法

実践!しっかり学べる対位法

著 者:彦坂恭人
判 型:B5
ページ:144
価 格:2200円(本体2000円+税)
ISBN:978-4-7982-2267-7
発行日:2018年8月下旬

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内容

対位法の基礎から応用までをしっかり学べる教則本。様々な音の動かし方、置き方の規則や約束事はもちろん、その規則を守った方がいいのか、破るとどのような響きになるのか等を細かく解説していく。また、クラシックの名曲の例、練習課題での実践など、着実に上達できる!

目次

■Section 0 はじめに
 世界史との関連性にも目を向けてみよう
  1 対位法を使用した様々な作曲家
  2 時代によって「常識」や「好み」は変化することを頭に入れる
  3 3度・6度の活用(フォーブルドン)

 

■Section 1 ニ声対位法 ~対位法の基本~
 ①1音符:1音符
  1 使用される音程
  2 一般的な禁則事項と本書との違い
  3 旋法的なメロディとは?
  4 課題の実施にあたって1(決まりごと)
  5 課題の実施にあたって2
 ②1音符:2音符
  1 弱拍における注意点
  2 非和声音の使用
  3 平行5度(8度)、隠伏5度(8度)について
 ③1音符:3音符
  1 J.S.バッハの対位法は「機能和声的」か?
  2 移勢対位法(掛留音の使用)
  3 コード進行から発想する方法
 ④1音符:4音符
  1 音符の組合せについて
  2 平行5度(8度)、隠伏5度(8度)について
  3 「諸規則からの解放」と「旋法」の積極的な使用
 ⑤1音符:自由旋律
  1 自由旋律について
  2 一般的な「対位法」はどんなことを禁じているか
 ⑥ 模倣の技術
  1 カノン
  2 転回対位法

 

■Section 2 三声対位法 ~様々な形式~
 ①1音符:1音符(2音符):2音符
  1 三声体の作り方
  2 旋律と終止形の特徴
 ②1音符:2音符:4音符
  1 どういった意識で学べばよいのか
  2 バロック期以前の作例
  3 掛け合いを取り入れてみよう
 ③ 対位法で作曲をする
  1 インヴェンションとシンフォニアについて
  2 対位法の課題を作曲に繋げる
  3 曲の形式(スタイル)について
 ④ 楽曲が作られた歴史的な背景からスタイルを探る
  1 アルマンド(Allemande)
  2 クーラント(Courante)
  3 サラバンド(Sarabande)
  4 ジーグ(Gigue)
 ⑤インヴェンション、シンフォニアの構想
  1 楽曲の大まかな流れを掴む
  2  旋法性を持った「対位法楽曲」を作る際の考察

 

■Section 3 四声対位法 ~作曲、フーガ~
 ①1音符:2音符:4音符:自由旋律
  1 四声対位法の心構え
  2 諸規則の整理と確認
  3 自由な作例
  4 模倣を取り入れる
 ②対位法から実作へ
  1 旋律の作例
  2 変格旋法について
  3 旋律とバスの関係
  4 「伴奏を付ける」から「四声部を操る」へ
 ③フーガの技法、導入
  1 フーガについて
  2 主唱(主音または属音)
  3 答唱(V度音または主音)
  4 対唱(Contre Suj.)/対主題
 ④フーガの技法、展開
  1 ここまでの構成と進行条件
  2 嬉遊部1
  3 「平行調」提示部(第二提示部)
  4 嬉遊部2
 ⑤フーガの技法、終結
  1 下属調提示部(第三提示部)
  2 再度の主唱提示
  3 ストレット(追迫部)と保続音部
 ⑥フーガの技法、楽曲全体の構造
  1 楽曲全体の構造
  2 旋法的なフーガについて
  3 「主題」の変容のしかた
  4 小さなフーガ(フガート)

 

Practice 解答例

 
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